Buenos Aires SOS

); function standardize(node){ standardize(ol); [54]。15時30分頃、アゼルバイジャン国防省はアルメニア軍が補給問題に直面していると発表し[55]、その直後、アゼルバイジャン軍が制圧した集落を砲撃していた、アグダラ（英語版）付近のアルメニア軍砲兵部隊を攻撃、アルメニア軍は損失を被り、撤退したと発表した[56]。, 17時頃、アゼルバイジャン国防省は破壊されたアルメニア軍車両の映像を公開し、前線で破壊されたものと発表した[57]。19時頃、アゼルバイジャン国防省は、アルメニア軍がゴランボイ県（英語版）のユハル・アグジャケンドとカラムサルを攻撃したと発表した[58]。20時頃、アルツァフ国防軍副司令官アルトゥル・サルキシャンは、アルメニア軍が数か所の領土を奪還したと発表した[59]。アルツァフ国民議会議長Arthur Tovmasyanは、アルメニア軍がアゼルバイジャン軍を撃退し、アゼルバイジャン領土へ進攻したと発表した[60]。21時頃、アルメニア国防省のArtsrun Hovhannisyanワスゲン・サルキシャン軍事大学（英語版）司令部教官兼人事部長は、アゼルバイジャン軍が新たに、アラス川とマタギス（英語版） - タルシュ（英語版）方面で大規模攻勢を開始したと発表した[61]。約1時間後、ホジャベンド（英語版）付近でアゼルバイジャン軍航空機を撃墜したと発表したが[62]、アゼルバイジャンはこれを否定した[63]。さらにアゼルバイジャン国防省は、アゼルバイジャンが戦闘にF-16戦闘機を使用したというアルメニアの主張を否定し、アゼルバイジャン空軍はF-16を保有していないと述べた[64]。, イランのメディアは、2発のロケット弾がコダアファリン郡の民家付近に着弾したと報じた[65]。, 9月29日8時頃、アゼルバイジャン国防省は夜間に前線で激しい衝突が続き、アルメニア軍が反撃を繰り返し試みたが、アゼルバイジャン軍が撃退したと発表した。また、アゼルバイジャン空軍と陸軍がマダギスからアグダラ方面へ移動するアルメニア軍の車列と、砲兵部隊を破壊したと発表した[66]。9時頃、アゼルバイジャン国防省はダシュキャサン県（英語版）が7時30分から、アルメニアのヴァルデニスからの砲撃を受けていると発表したが[67]、アルメニア外務省が否定し、アルメニアに対する攻撃も含め、戦域の拡大の正当化を意図した捏造であると発表した[68]。アゼルバイジャン大統領上級顧問のヒクメト・ハジエフは、「アゼルバイジャンに対する攻撃が主権国家であるアルメニアから行われた。アゼルバイジャンに対するアルメニアの攻撃は進行中である」と述べた[69]。アゼルバイジャン国防省は、フュズリ（英語版）に対するアゼルバイジャン軍の攻撃が早朝から行われ、7時から8時頃にフュズリ - ジェブライルに展開するアルメニア軍戦車4両を破壊したと発表した[70]。この約30分後、アゼルバイジャン国防省は領土が占領されたことを否定した[71]。アルメニア国防省は、アルツァフ国防軍部隊がアゼルバイジャン軍の補給物資を破壊したと発表した[72]。10時15分、アゼルバイジャン国防省は、アルメニア軍戦車2両を破壊する映像を公開した[73]。アルメニア国防省のArtsrun Hovhannisyanワスゲン・サルキシャン軍事大学司令部教官兼人事部長は、2機目のアゼルバイジャン軍UAVを撃墜したと発表した[74]。11時頃、アルメニア国防省はアゼルバイジャン軍がアルメニア国境を越えてヴァルデニスのアルメニア軍基地を攻撃し、空軍も投入されたと発表[75]、同時にアゼルバイジャン国防省は、ホジャヴェンド県（英語版）に駐留するアルメニア軍第3マルトゥニ自動車化狙撃兵連隊がアゼルバイジャン軍に撃破されたと発表したが[76]、アルツァフ国防省が否定した[77]。アゼルバイジャン国防省は、ジャブライル県でアルメニア軍大佐を殺害し[78]、ホジャヴェンド県でアルメニア軍のBM-27自走多連装ロケット弾発射機を破壊したと発表した[79]。また、アルメニア国防省のArtsrun Hovhannisyanワスゲン・サルキシャン軍事大学司令部教官兼人事部長は、アゼルバイジャン軍が南方および北方からさらなる攻撃を試みたが、アルメニア軍に撃退されたと発表した[80]。アゼルバイジャン国防省は、アルメニアが国内の士気を向上させるために映像を捏造したとして非難した[81]。, 12時頃、アルメニア国防省のArtsrun Hovhannisyanワスゲン・サルキシャン軍事大学司令部教官兼人事部長は、アゼルバイジャン軍の攻撃ヘリコプター1機を撃墜したと発表したが[82]、アゼルバイジャン国防省はこの日、ヘリコプターを展開させていなかったとして否定した[83]。また、キョヤルフ（英語版）でアルメニア軍戦車を撃破したと発表した[84]。12時40分頃、アルメニア国防省のArtsrun Hovhannisyanワスゲン・サルキシャン軍事大学司令部教官兼人事部長は、アルツァフ国防軍部隊が9K38携帯式地対空ミサイルでヘリコプター2機を撃墜したと発表し、アルツァフ国防省は撃墜時の映像を公開した[85]。その後、アルメニア国防省のArtsrun Hovhannisyanワスゲン・サルキシャン軍事大学司令部教官兼人事部長は、アゼルバイジャン軍がヴァルデニス周辺を砲撃していると発表した[86]。アゼルバイジャン国防省は、ホジャヴェンド県のハドルトに駐留するアルメニア軍第1連隊の指揮監視所を破壊したと発表したが[87]、アルメニア国防省は、アルメニア軍が重火器を配備し、アゼルバイジャン軍の攻撃を撃退していると発表した[88]。アゼルバイジャン国防省は、アゼルバイジャン軍が制圧したフィズリ県のアサギ・ヴェサリ（英語版）を奪還しようとしたアルメニア軍を撃退したと発表した[89]。13時20分頃、アルメニア国防省はアゼルバイジャン軍が榴弾砲、UAV、戦車、装甲車両を使用して攻撃を開始したと発表した[90]。15時30分頃、アゼルバイジャン国防省は、エレバン防空に配備されていたアルメニア軍のS-300地対空ミサイルシステムが、ナゴルノ・カラバフ方面に配備されているとし、それらは破壊されることになると発表した[91]。その直後、アルメニア国防省は、アルメニア軍がアゼルバイジャン軍の攻撃ヘリコプターを撃墜する映像を公開し[92]、アルメニア国防省のArtsrun Hovhannisyanワスゲン・サルキシャン軍事大学司令部教官兼人事部長は、アルメニア軍がアゼルバイジャン軍戦車を撃破したと発表した[93]。16時30分頃、アゼルバイジャン国防省はアゼルバイジャン軍砲兵部隊がアルメニア軍へ砲撃している映像を公開した[94]。, 18時頃、アルツァフ国防省はアゼルバイジャン軍が前線の北方および北東方向から戦車で攻撃したのに対し、アルメニア軍の反撃によって損害を与えたと発表した[95]。また、アルメニア国防省は、ギャンジャ国際空港から離陸したトルコ空軍のF-16戦闘機がアルメニア空軍のSu-25攻撃機を撃墜し、乗員を殺害したと発表したが[1]、アゼルバイジャン[96]とトルコ[97]によって否定された。その後、アルメニア国防省はSu-25の残骸の写真を公開した[98]。アゼルバイジャンによると、Su-25攻撃機2機がアルメニア領土から離陸後、山岳に衝突して爆発した[99]。19時30分頃、アルメニア国防省は、アゼルバイジャン軍部隊が破壊された映像を公開した[100]。22時頃、アルメニア国防省は弾薬を輸送していたアゼルバイジャン軍補給部隊の車列を破壊したと発表した[101]。約1時間後、アゼルバイジャン国防省は、アゼルバイジャン軍が砲撃によって、タタール県のハサンガヤ（英語版）付近のアルメニア軍第5自動車化歩兵連隊第1大隊と、タルシュ（英語版）方面の第6自動車化歩兵連隊第1大隊の陣地を破壊したと発表した[102]。, イランは、東アーザルバーイジャーン州で外国のドローンを撃墜したと発表した[103]。, アルメニア国防省よると、小規模の衝突が一晩中続いているとした[104]。9月30日1時10分頃、アゼルバイジャン国防省はジャブライル県で、アルメニア軍の戦車を含む軍用車両を破壊する映像を公開した[105]。8時30分頃、アゼルバイジャン国防省はアルメニア軍がタタール県のタタールを30分間に渡り砲撃したと発表した[106]。アルメニア国防省は、アゼルバイジャン軍のハロップUAVを撃墜したと発表した[107]。10時20分頃、アゼルバイジャン国防省は、マルタケルト - タタール地域においてアゼルバイジャン軍部隊が砲兵支援の下、アルメニア軍を包囲したと発表した[108]。また、10時20分頃には、アルメニア軍がゴランボイ県のアシャギ・アグジャケンド（英語版）に砲撃を開始したと発表した[109]。11時10分頃、アルメニア国防省はアゼルバイジャン空軍機が前線北側のアルメニア軍陣地を爆撃したと発表した[110]。アゼルバイジャン国防省は、アゼルバイジャン軍がアルメニア軍陣地を砲撃する映像を公開した[111]。また、12時25分頃にアゼルバイジャン国防省は、タタール県のトナシェン（英語版）を占領していた、アルメニア軍第10山岳師団第7山岳狙撃兵連隊第2大隊が大損害を被り撤退したと発表[112]、攻撃時の映像も公開した[113]。アゼルバイジャン軍は、アルメニア軍第18自動車化師団第41特殊連隊の指揮所を攻撃し、死傷者を出したと発表した[114]。13時頃、アゼルバイジャン国防省は同日午前中にアルメニア軍の歩兵戦闘車やミサイル発射機を含む装備を破壊する映像を公開し[115]、アゼルバイジャン軍を砲撃していたアルメニア軍榴弾砲を破壊する追加映像も公開した[116]。アルメニア国防省は、アルメニア軍がTOS-1A自走多連装ロケット弾発射機を含む大量のアゼルバイジャン軍装備品を破壊したと発表した[117]。15時頃、アゼルバイジャン国防省はアルメニア軍戦車2両を破壊する映像を公開した[118]。また、アゼルバイジャン軍がフィズリ県に展開するアルメニア軍4個大隊[119]、アグダラのアルメニア軍第10山岳師団第5山岳狙撃兵連隊指揮所を攻撃したと発表した[120]。アルメニア国防省は、アゼルバイジャン軍前哨基地と補給物資を破壊したと発表した[121]。アゼルバイジャン国防省は、アルメニア軍補給物資を破壊する3本の映像を公開した[122][123][124]。アルメニア国防省は、アルメニア軍がアゼルバイジャン方面へ進攻する映像を公開した[125]。, アゼルバイジャン国防省によると衝突は一晩続き、アゼルバイジャン軍はアルメニア軍陣地を砲撃したとしたが[126]、アルツァフ国防省は状況は比較的安定していると発表した[127]。10月1日1時10分頃、アゼルバイジャン国防省はアルメニア軍の補給物資を破壊したとする映像を公開した[128][129]。10時頃には、アルメニア軍が午前中、タタール県のタタールを砲撃したと発表し[130]、さらに11時頃にはアルメニア軍の榴弾砲を破壊する映像を公開した[131]。アルメニア国防省は、アルメニア軍がアスケラン（英語版）付近でアゼルバイジャン軍のUAVを撃墜したと発表[132]。アルツァフ国防省は、アルメニア軍がアゼルバイジャン軍の進攻を阻止していると発表し[133]、約30分後にはアルメニア軍がララタパ（英語版）付近でアゼルバイジャン軍の攻撃ヘリコプターを撃墜し、残骸がイラン領に落ちたと発表したが[134]、アゼルバイジャン側は否定した[135]。13時頃、アゼルバイジャン国防省はジャブライル県とフィズリ県が、アルメニアのゴリスからロケット弾攻撃を受けたと発表し[136]、ほどなくしてチョジュクマルジャンリ（英語版）、ホラディズ（英語版）とゴランボイ県、タタール県、アグダム県の最前線付近の村が攻撃されたと発表した[137]。14時40分頃、アルツァフ国防省は、アルメニア軍がアゼルバイジャン軍機2機とヘリコプター1機を撃墜したと発表したが[138]、アゼルバイジャン側はこの日、航空機を展開させていなかったとして否定した[139]。アゼルバイジャン国防省は、数基のアルメニア軍防空兵器と多連装ロケットシステムを破壊したと発表した[140]。また、19時には、17時50分からホラディズに対してアルメニア軍の砲撃が行われていると発表した[141]。23時頃、アルメニア国防省は、ゲガルクニク地方のシャトヴァン（英語版）とメッツマスリク（英語版）がアゼルバイジャン軍の砲撃を受けていると発表した[142]。その約30分後にはアゼルバイジャン国防省が、アルメニアのコタイク地方でアゼルバイジャン軍のUAVがアルメニア軍に撃墜されたと発表した[143]。, イランのメディアは、アゼルバイジャン軍のロケット弾がコダアファリン郡のパルビズカンローに着弾したと報じた[144]。, アゼルバイジャン国防省によると、深夜から早朝にかけて前線各地で衝突が続き、アゼルバイジャン軍はマタギス周辺の高地を占領したが[145]、アルツァフ国防省は緊張状態が続いているが、状況は比較的安定しているとした[146]。10月2日9時30分頃、アゼルバイジャン国防省はアグダム県のヒンドリスタン（英語版）、アルブイリ（英語版）、アフメダガリ（英語版）、サファルリ（英語版）がアルメニア軍の激しい砲撃を受けたと発表した[147]。11時頃にアゼルバイジャン国防省はアルメニア軍の車両と人員への攻撃時の映像を公開した[148]。12時40分にアゼルバイジャン国防省はアグダム県のクザンリ（英語版）がナゴルノ・カラバフからロケット弾攻撃を受けたほか、シャムキル県のサビルケンド（英語版）に対してアルメニア軍が10発のOTR-21 トーチカ戦術弾道ミサイルを発射したと発表したが[149][150]、アルメニア側は否定した[151]。アゼルバイジャン国防省は、アルメニア軍がバルダ県のイミリ（英語版）、トヴズ県のアグダム（英語版）、アグダム県のクザンリをロケット弾攻撃したと発表した[152]。14時頃、アルメニア国防省はアゼルバイジャン軍がステパナケルトを砲撃していると発表した[153]。約1時間後にアゼルバイジャン国防省は、アルメニア軍の補給物資を破壊した映像を公開した[154][155]。また、16時40頃には、タタール県のタタール、シハルク（英語版）、バルダ県のソガンベルディラ（英語版）がアルメニア軍の砲撃を受けたと発表し[156]、さらに約1時間後には、アゼルバイジャン軍がアルメニア軍の野戦陣地を破壊したとして、映像を公開した[157][158]。, アゼルバイジャン国防省によると前線は引き続き緊張状態であり[159]、アルメニア国防省は前線の北側と南側で激しい戦闘が継続中であると発表した[160]。10月3日10時40分頃、アゼルバイジャン国防省はタタール県（英語版）のタタール、サラバド（英語版）、カズヤン（英語版）、カパンリル（英語版）、カイナク（英語版）、アスキパラ（英語版）、フセインリ（英語版）とアグダム県のアヤク・カルベンド（英語版）、イマムカルベリ（英語版）、カラダグリ（英語版）、テゼケンド（英語版）、アグジャバディ県のムガンリ（英語版）、キヤマダニ（英語版）、ランズバラ（英語版）、ゴランボイ県のタプ・カラコユンル（英語版）が、アルメニア軍の集中的な砲撃を受けたと発表した[161]。19時40分頃、アゼルバイジャンのアリエフ大統領は、アゼルバイジャン軍がスコブシャン（英語版）を制圧したと発表[162]、また、アゼルバイジャン軍がタタール県のタルシュ、ジャブライル県（英語版）のメディリ（英語版）、シャシリ（英語版）、アサギ・マラヤン（英語版）、シャベイ（英語版）、クチャク（英語版）、フィズリ県のアサギ・アブドラフマンリ（英語版）を制圧したと発表した[163]。, アルメニア国防省は、深夜における前線の状況は比較的安定しているが、緊張状態が続いているとした[164]。10月4日9時頃、アゼルバイジャン国防省はアルメニア軍がタタールとホラディズ（英語版）付近でロケット弾を発射していると発表した[165]。10時30分頃、アゼルバイジャン国防省はアルメニア軍がアグダム県とタタール県からフィズリ県を砲撃したと発表[166]、アルツァフ国防省はアゼルバイジャン軍がステパナケルトを砲撃したと発表した[167]。約30分後、アゼルバイジャン国防省はギャンジャがアルメニア軍の攻撃を受けていると発表[168][169]、アルツァフ国防省はこの攻撃によって、アルメニア軍がギャンジャ国際空港を破壊したと発表したが[170]、アゼルバイジャンはこれを否定した[171]。14時頃、アゼルバイジャンは、10月4日午前中に前線を視察していたアルツァフ共和国のハルチュニヤン大統領が重傷を負ったと発表したが[172][173]、アルツァフ側は否定した[174]。約1時間後、アゼルバイジャン国防省はアルメニア軍砲兵部隊、装甲車両および補給部隊を破壊する映像を公開した[175]。また、16時頃にアゼルバイジャン国防省は、アルメニア軍がアグジャバディ県のサリカル（英語版）、アグダム県のバハール（英語版）、チュラクリ（英語版）、バルダ県のウチョグラン（英語版）、サベレル（英語版）を砲撃したと発表した[176]。約40分後にはアゼルバイジャンのアリエフ大統領が、アゼルバイジャン軍がジャブライル県のジャブライル（英語版）のほか[177]、カルクル（英語版）、シュクルベリ（英語版）、ユハルマラヤン（英語版）、カラカン（英語版）、ダケサン（英語版）、ホロブル（英語版）、マフムドル（英語版）、ジャファラバド（英語版）、デカルを制圧したと発表した[178]。アルメニア国防省は、アゼルバイジャン軍がマタギス（英語版）から撤退する映像を公開した[179]。22時40分頃、アゼルバイジャン国防省はアルメニア軍がタタールとミンゲチェヴィルをロケット弾攻撃し[180]、ミンゲチェヴィル貯水池（英語版）[181]を軍事目標とみなしたと発表したが[182][183][184][185]、アルメニアとアルツァフ側は否定した[186]。約1時間後にアゼルバイジャン大統領府は、アルメニア軍がフズィ県（英語版）とアブシェロン県に中距離ミサイル2発を発射したと発表した[187]。, アルメニア国防省によると衝突は一晩中続き[188]、アゼルバイジャン軍は南方から攻撃を開始した[189]。10月5日10時にアゼルバイジャン国防省はアルメニアのジェルムク（英語版）、カパン、ベルドからロケット弾が発射されたことを示すレーダー記録映像を公開した[190]。アルメニア国防省は、アゼルバイジャン軍がステパナケルトをロケット弾攻撃していると発表した[191]。約1時間後、アゼルバイジャン国防省はアルメニア軍がベイラガン（英語版）、バルダ、タタールを砲撃したと発表した[192]。また、正午にアゼルバイジャン国防省はアルメニア軍がホラディズとタタールのほか、タタール県、アグジャバディ県、ゴランボイ県、ギョイギョル県（英語版）の村を砲撃していると発表した[193]。アゼルバイジャン大統領府は、アルメニア軍がギャンジャ、バルダ、ベイラガンおよびその他の都市をミサイルとロケット弾で攻撃していると発表し[194]、アゼルバイジャン国防省はギャンジャがアルメニアのベルダから攻撃を受けたと発表した[195]。16時50分頃、アゼルバイジャン国防省はアルメニア軍がアグジャバディ県[196]とベイラガン県の都市を砲撃していると発表した[197]。18時頃、アゼルバイジャン国防省はハドルトに駐留しているアルメニア軍第1自動車化狙撃兵連隊第3大隊が撤退したと発表した[198]。20時20分頃、アゼルバイジャン国防省はアルメニア軍が再びギャンジャを砲撃したと発表[199]。アゼルバイジャンのアリエフ大統領は、アゼルバイジャン軍がジャブライル県のシャハリアガル（英語版）、サルザリ（英語版）、マズラ（英語版）を制圧し[200]、アルメニア軍が局地的な戦術的撤退を行ったと発表した[201]。, 衝突は一晩続き、アゼルバイジャン国防省は前線全体で「作戦上および軍事上の優位性」を確保したと発表した[202]。アルツァフ共和国政府は、緊張状態だが状況は安定していると発表した[203]。アゼルバイジャン国防省はまた、アゼルバイジャン軍がバルジャ（英語版）のアルメニア軍弾薬庫を破壊したと発表し[204]、アルメニア軍の補給物資を破壊する映像を公開した[205]。アゼルバイジャンの情報筋によると、アグダム県がアルメニア軍のロケット弾攻撃を受け、学校と消防車が被害を受けた[206]。16時30分頃、アルメニア国防省はアゼルバイジャン軍が南部戦線で新たな攻勢を開始したと発表し[207]、約30分後にはアゼルバイジャン軍がステパナケルトを砲撃していると発表した[208]。19時頃、アゼルバイジャン国防省はアルメニア軍がイェヴラフ県、ゴランボイ県、ベイラガン県（英語版）を砲撃したと発表した[209]。22時30分頃、アゼルバイジャン検察庁はアルメニア軍のバクー・トビリシ・ジェイハンパイプラインへのミサイル攻撃をアゼルバイジャン軍が阻止したと発表した[210]。直後にアルメニア国防省は、「石油、ガス等のインフラを標的」にしていないと繰り返し否定[211]、アルメニア軍がタタールを砲撃したことを発表した[212]。, アゼルバイジャン国防省によると、衝突は前線全体で一晩中続いた[213]。10時頃、アゼルバイジャン国防省はアゼルバイジャン軍がジャブライル県を制圧したと発表[214]、また、シュクルベリで行動するアゼルバイジャン軍の映像を公開した[215]。約30分後には、アルメニア軍がタタール県、バルダ県、アグダム県、アグジャバディ県、フズィ県、ジャブライル県を砲撃していると発表した[216]。正午には、アゼルバイジャン軍がアルメニア軍基地を占領したと発表し[217]、アルメニア国防省はアゼルバイジャン軍がステパナケルトを砲撃していると発表した[218]。15時、アゼルバイジャン国防省はアルメニア軍がタタール県とフズィ県を砲撃したと発表[219]。19時30分頃、アルツァフ共和国のハルチュニャン大統領はアルメニア軍が数か所の地域を奪還したと発表した[220]。, 衝突は一晩中続き、アルツァフ国防省によると前線は緊張状態が継続し、膠着していた[221]。アゼルバイジャン国防省の発表では、アルメニア軍は早朝からゴランボイ県、タタール県、アグダム県[222]、バルダ県、アグジャバディ県[223]、およびバルダの村を砲撃した[224]。正午頃、アゼルバイジャン大統領府はアルメニア軍がギャンジャ、バルダ、タタールおよびその他の都市をBM-30自走多連装ロケット砲で攻撃したと発表した[225]。アルメニアがシュシャ（英語版）のガザンチェツォツ大聖堂（英語版）がアゼルバイジャン軍の砲撃により、被害を受けたと発表したが[226]、アゼルバイジャン側は否定した[227]。13時頃、アゼルバイジャン国防省はアルメニア軍がバルダにOTR-21戦術弾道ミサイルを発射したと発表した[228]。15時頃にアルメニア国防省はアルメニア軍がアゼルバイジャン軍の攻撃を撃退したと発表[229]。その後、アゼルバイジャン国防省はアルメニア軍がゴランボイ県、タタール県、アグダム県の村を砲撃したと発表し[230]、アルメニア軍の補給物資とインフラを破壊する映像を公開した[231][232][233]。, アゼルバイジャン国防省によると、午前中にアルメニア軍がゴランボイ県、タタール県、バルダ県、アグダム県[234]、アグジャバディ県とミンゲチェヴィルを砲撃したと発表[235]、また、アゼルバイジャン軍が制圧したジャブライル県の村の映像を公開した[236][237]。アルメニア国防省は、アゼルバイジャン軍がステパナケルトを砲撃していると発表した[238]。14時頃、アゼルバイジャン国防省は、アルメニア軍がベイラガン県とギャンジャのイマームザーデ廟（英語版）にミサイルを発射したと発表した[239]。16時30頃、アゼルバイジャン軍がアルメニア本土からミンゲチェヴィルへ飛翔中の弾道ミサイルを撃墜したと発表した[240]。17時頃、アゼルバイジャンのアリエフ大統領は、アゼルバイジャン軍がハドルト[241]、チャイル、ユハリグズリャク（英語版）、 ゴラズリ（英語版）、 グシュラク（英語版）、カラカラ（英語版）、エフェンディヤル（英語版）、ソル（英語版）、スレイマンリ（英語版）を制圧したと発表したが[242]、アルツァフ側はハドルトの制圧を否定した[243]。アゼルバイジャン国防省はアルメニア軍の補給物資を破壊する映像を公開し[244][245][246]、スゴブシャン（英語版）、タリシュ（英語版）を制圧したと発表した[247][248]。, アゼルバイジャンとアルメニアの両国外相は9日から10日未明にかけ、モスクワでロシア外相を交えて会談し、アゼルバイジャン領のナゴルノ・カラバフ地域周辺で続く両国軍の戦闘を10日正午から停止させると宣言した。停戦は戦死者の遺体の返還や捕虜の交換を目的とし、具体的な条件はさらに協議するという[249]。, 10月10日正午の停戦発効後、アルメニアとアゼルバイジャンは相手国に停戦違反行為があったとして非難し[250]、アルメニア国防省は停戦発効5分後にアゼルバイジャン軍が前線へ攻撃を行ったと発表、アゼルバイジャン国防省もアルメニア軍が人口密集地を攻撃したと発表した[251]。, 10月11日2時30分頃、アゼルバイジャン国防省は、アルメニア軍がベルドOTR-21戦術弾道ミサイルでギャンジャを攻撃し[252]、9人が死亡し、34人が負傷したと発表したが[250]、アルメニアとアルツァフ側は否定した[253]。また、アゼルバイジャン国防省は、アルメニア軍がミンゲチェヴィル水力発電所をミサイル攻撃したと発表した[254]。18時頃、アゼルバイジャン国防省はアルメニア軍がアグダム県、タタール県、アグジャバディ県、フィズリ県の村を砲撃したと発表した[255]。, 小規模の衝突が10月12日まで続き、アゼルバイジャン国防省は、前線上でアゼルバイジャン軍が「優位性」を確保していると発表し[256]、アゼルバイジャンのアリエフ大統領は、アルメニア軍がハドルト奪還を数度にわたって試みたと発表した[257]。その後、アゼルバイジャン国防省は、アルメニア軍が午前中にアグダム県[258]、タタール県、ゴランボイ県を砲撃したと発表した[259]。, 10月17日、アルメニアとアゼルバイジャンは10月18日0時からの「人道的停戦」で合意した[22]。アゼルバイジャン外務省は今回の停戦合意について、アメリカ、フランス、ロシア首脳の声明に基づくものだとした[260]。, 10月18日、アルメニア国防省はアゼルバイジャン軍が0時4分から2時45分の間に北方へ数発の砲撃と、2時20分から2時45分の間に南方へ数発のロケット弾攻撃をしたと発表した[260]。アゼルバイジャン国防省は、ギャダベイ県（英語版）、トヴズ県に対する、アルメニア軍のチャムバラク（英語版）、ベルドからの越境攻撃を撃退したと発表した[261][262]。12時30分にアゼルバイジャン国防省は、ジャブライルでアルメニア軍のSu-25攻撃機を撃墜したと発表したが、アルメニア側は撃墜を否定した[263]。夕方になってアゼルバイジャンは、トヴズ県とアルメニアのタヴシュ地方の回廊から戦死者を搬送する用意があると述べ[264]、アゼルバイジャンのアリエフ大統領はアゼルバイジャン軍がコダアファリン橋（英語版）とダム（英語版）を占領したと発表[265]。19時頃、アゼルバイジャン軍はフィズリを制圧した[266]。, 10月19日、アゼルバイジャン国防省はアルメニア軍がゴランボイ県、タタール県、アグダム県、アグジャバディ県を砲撃したと発表[267]。8時頃、アゼルバイジャンのアリエフ大統領は、アゼルバイジャン軍がジャブライル県の村数か所を制圧したと発表した[268]。アルメニア国務省は、アゼルバイジャン軍が砲撃と前進を開始したと発表した[269][270]。12時にアゼルバイジャンは、アルメニア軍がバクー・ノヴォロシースクパイプラインへミサイルを発射したものの標的を外したと発表したが[271]、アルメニア側は攻撃を否定した[272]。, 10月20日12時頃、アゼルバイジャン国防省は、アルメニア軍がアグダム県とタタール県を砲撃したと発表[273]。約2時間後にアゼルバイジャンのアリエフ大統領は、アゼルバイジャン軍がザンギラン県（英語版）ザンギラン（英語版）、フィズリ県、ジャブライル県、ホジャヴェンド県周辺の村を制圧したと発表[274][275]、キャルバジャル県ヴェン（英語版）をチナリに改名した[276]。アゼルバイジャン国防省はその後まもなく、ザンギランの制圧を示す映像を公開し[277]、BBCロシアンサービス（英語版）がアゼルバイジャン側の発言の裏付けを確認した[278]。アルメニア国防省は、アゼルバイジャン軍がアラス川沿いに後退していると発表したが[279]、アゼルバイジャン側は否定した[280]。, 10月21日午前中、アゼルバイジャンはアルメニア軍がタタールを砲撃したとして非難し[281]、アルメニアはアゼルバイジャン軍がアグダラを砲撃したとして非難した[282]。20時30分頃、アゼルバイジャンのアリエフ大統領は、アゼルバイジャン軍がフィズリ県、ジャブライル県、ザンギラン県の集落22か所を制圧したと発表した[283]。, 10月22日、アルメニア国防省はホジャヴェンドがアゼルバイジャン軍によって一晩中砲撃されたと発表した[284]。9時頃、アゼルバイジャン国防省は弾道ミサイルがアルメニア本土からカバラとキュルダミル（英語版）に向けて発射されたと発表したが[285]、アルメニア側は否定した[286]。12時頃、アゼルバイジャン国防省は、アゼルバイジャン軍がナヒチェヴァン自治共和国内でアルメニア軍のUAVを撃墜したと発表した[287]。17時30頃、アゼルバイジャンのアリエフ大統領は、アゼルバイジャン軍がフィズリ県、ジャブライル県の村数か所を制圧したと発表[288]、さらに、アゼルバイジャン軍がザンギラン県アグベンド（英語版）を制圧し、映像を公開したと述べた[289]。アルメニア側はこの発表を否定した[290]。, 10月25日、アルメニアとアゼルバイジャンはアメリカ合衆国の仲介によって、10月26日8時からの「人道的停戦」で合意したが[23]、停戦発効後一時間以内で両サイドより停戦違反の告発があり、戦闘が再開された[291]。, 10月27日、アゼルバイジャンはアルメニア軍がバルダ（英語版）付近の村をミサイル攻撃し、民間人4人が死亡、13人が負傷したと発表、アルメニア国防省は攻撃を否定した[292]。また、ナゴルノ・カラバフ人権オンブズマンはアゼルバイジャン軍がゲガルクニク地方マルトゥニ（英語版）付近の村をクラスター弾を搭載したロケット弾で攻撃し、民間人3人が負傷したと発表した[292]。, 11月10日、アゼルバイジャンはロシア軍のヘリコプターを撃墜したことを謝罪すると発表した[294]。ついでアルメニア、アゼルバイジャン両国はロシアとともに完全な停戦で合意し、ロシアのプーチン大統領、アルメニアのパシニャン首相、アゼルバイジャンのアリエフ大統領が日本時間6時より完全な停戦を宣言する文書に署名したと発表。紛争以前のアルメニア支配地域の大幅な割譲、ラチン回廊のアルメニアの通行権の確保、ロシア・トルコによる今後5年の平和維持が盛り込まれた[24][295]。, 同日、アルメニアの停戦反対派はエレバンにあるアルメニアの国会などの政府庁舎を占拠[24][296]。, 9月28日、予備役動員リストに登録されている18歳以上のすべての男性の出国を禁止した[297]。, 9月29日、2008年の大統領選挙後の騒乱事件で起訴されたロベルト・コチャリャン前大統領とその他関係者の裁判を延期した。被告の一人、セラン・オハニアン（英語版）元国防相がアゼルバイジャンが攻撃中のアルツァフ共和国に行ったためとしている[298]。, 10月1日、TikTokへのアクセスが遮断された[299]。アルメニア国家保安庁（英語版）が、アゼルバイジャンのスパイ容疑で元アルメニア軍高官を逮捕、起訴したと発表し[300]、10月4日にはスパイ容疑で複数の外国人が逮捕された[301]。, また、10月1日にアゼルバイジャンへの武器売却に抗議して、駐イスラエル大使を召還した[302]。, 9月27日、アゼルバイジャン当局は軍事衝突直後にインターネット接続を制限した。公式声明では、アルメニアの挑発を防ぐためとされた[303]。アゼルバイジャン国民議会は、9月28日深夜からバクー、ギャンジャ、ギョイギョル（英語版）、イェヴラフ（英語版）をはじめとする多くの地域で夜間外出禁止令を宣言した[304][305]。アゼルバイジャン航空は、9月30日まで国内すべての空港が閉鎖され、国内線が運休すると発表した[306]。アゼルバイジャン軍事検察庁は、フィズリ（英語版）、タタール、カラバフ、ギャンジャでの戦争犯罪およびその他犯罪の捜査を開始した[307]。, 民間人および両軍兵士の死傷者数は公式には数百人から数千人と幅があり、両政府当局から発表された死傷者数の検証はされていない[309]。アゼルバイジャン第2の都市のギャンジャや、アルツァフ共和国首都であるステパナケルトを含む主要都市が被害を受け、多くの住居が破壊された[310][311]。, アルメニアの発表によれば、9月27日にアルツァフ共和国のマルトゥニ地区（英語版）でアゼルバイジャン軍の砲撃により民間人2人が死亡、ステパナケルトで約12人が負傷した[312][313]。しかし、アゼルバイジャン国防省はアルメニアの発表を否定した[314]。10月10日、アルメニアのメディアは、ハドルトで障害を持つ母親と息子の2人がアゼルバイジャンの侵入者によって殺害されたと報じた[315][316]。アルメニアは10月17日までに、民間人40人が軍事衝突で死亡と発表した[317]。, アゼルバイジャンの発表によると、アルメニア軍は人口密集地域を標的にしており[318]、アゼルバイジャン検察庁（英語版）は10月17日の時点で、民間人60人が死亡、270人が入院したとしている[319]。, アルメニアの情報筋によると、軍事衝突によってアルツァフ共和国の人口の半分にあたる約70,000人が避難した[320]。, 報道関係者にも被害が出ており、10月1日、マルトゥニでの軍事衝突を報道したル・モンドのフランス人ジャーナリスト2人が、アゼルバイジャン軍の砲撃により負傷した[321]。1週間後には、シュシャ（英語版）で報道していたロシア人ジャーナリスト3人がアゼルバイジャン軍の攻撃で重傷を負った[322][323]。10月19日、AzTV（英語版）のアゼルバイジャン人ジャーナリストがアグダム県で中継中、アルメニア軍の砲撃によって負傷した[324]。, 軍事衝突後、アゼルバイジャン政府は戦死者数を公表していないが[325]、アルメニアおよびアルツァフは、6,109人のアゼルバイジャン軍兵士とシリア人傭兵が戦死したと発表している[326]。10月17日時点で、アルメニアのカラバフレコードのウェブサイトでは、戦死した819人のアゼルバイジャン軍人の氏名と階級を公表している[327]。10月6日、アゼルバイジャン国防省は、アゼルバイジャン軍部隊が敗走し、200人の戦死者[328][329]を出したとするアルメニア国防省の発表を否定した[330]。シリア人権監視団は、アゼルバイジャン軍とともに戦闘に参加していたシリア人戦闘員または傭兵が、少なくとも134人戦死したとしている[331]。, 10月20日時点でアルツァフ当局は772人の兵士の戦死を発表し[332]、アゼルバイジャン当局は9月30日時点で2,300人以上のアルメニア軍兵士が戦死または負傷したと発表した[10]。アルメニア人の死傷者の年齢層は20歳代と推定されている[333]。, 10月15日、アゼルバイジャン軍兵士によって拘束されたアルメニア人2人が処刑される映像が浮上した[334]。アルツァフ当局は1人を民間人として特定した[335]。欧州人権裁判所のアルメニア代表は、公式の苦情申し立てを裁判所へ行う調査をしていると述べた[336]。調査報道ウェブサイトのベリングキャット（英語版）は映像を分析した結果、映像は本物であり、処刑された2人は10月9日から15日の間にアゼルバイジャン軍の捕虜となり、その後処刑されたアルメニア軍兵士であると結論付けた[334]。, 10月8日、シュシャ（英語版）にあるガザンチェツォツ大聖堂（英語版）がアゼルバイジャン軍の砲撃によって損傷した[337]。10月19日には、アルメニア軍の砲撃によって、タタール県（英語版）のアザド・カラコユンル（英語版）にある綿花工場で火災が発生し、工場施設が全焼した[338]。アルメニアが支援するナゴルノ・カラバフ人権オンブズマンの報告では、5,800の私有財産、自家用車520台が破壊され、960箇所の民間インフラ、産業および公共物が損傷した。また、アゼルバイジャン検察庁は民家1,941棟、民間施設382箇所、高層住宅90棟が被害を受けたと報告している[319][339]。, 10月7日までにアゼルバイジャン軍は、アルメニア軍の戦車および装甲車両約250両を破壊したほか、軍用車両150両、前線指揮所および監視所11箇所、BM-27を含む自走多連装ロケット砲と榴弾砲270門、S-300地対空ミサイルシステム4基、9K33自走地対空ミサイルを含む防空システム60基、UAV18機、弾薬庫8箇所を破壊した[10][11][340][341]。10月12日、アゼルバイジャン軍はOTR-21自走戦術弾道ミサイル1両を破壊したと発表、10月14日には、T-72戦車5両、BM-21自走多連装ロケット砲3両、9K33自走地対空ミサイル1両、BMP-2歩兵戦闘車1両、KS-19高射砲1門、D-30榴弾砲2門などを破壊したと発表した[342]。また、ギャンジャととミンゲチェヴィルを攻撃していた9K72戦域弾道ミサイル発射機3両を破壊したと発表した[343]。アゼルバイジャンのイルハム・アリエフ大統領は、10月16日時点でアルメニア軍の損失は20億米ドルに上ると述べた[344]。, アルメニアとアルツァフは当初、アゼルバイジャン軍のヘリコプター4機撃墜、戦車および歩兵戦闘車10両、UAV15機を破壊したと発表していた[345]。その後、戦車および装甲兵員輸送車36両、装甲戦闘工兵車2両、ヘリコプター4機、UAV27機を開戦初日に破壊したと発表し[346]、アゼルバイジャン軍戦車5両が撃破または損傷した映像を公開した[347]。10月2日、アルツァフ国防軍は、アゼルバイジャン軍のT-90戦車を含む軍用車両39両、Su-25攻撃機4機、Mi-24攻撃ヘリコプター3機、UVA17機を破壊したと発表した[348]。, ロシア - 欧州安全協力機構ミンスクグループ（英語版）の共同議長国であるロシアは中立を保ち、仲介役に徹している。10月2日、共同議長国であるフランスとアメリカ合衆国とともに、ナゴルノ・カラバフでの敵対行動の即時停止を求め、アルメニアとアゼルバイジャンに前提条件なしでの停戦交渉を継続するよう要請した[349]。10月6日、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相とイランのカウンターパートであるモハンマド・ジャヴァード・ザリーフ外相は、トルコのアゼルバイジャン支援の可能性とともに、今回の軍事衝突へのシリアとリビアの戦闘員関与について懸念を表明した[350][351]。ロシアとアルメニアは集団安全保障条約に加盟しているが、10月8日にロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、軍事衝突はアルメニア領土では発生していないため、ロシアは軍事介入しないだろうと述べ[352]、ロシアはアルメニアとアゼルバイジャン双方と良好な関係であることを確認した。10月9日、ラブロフ外相はモスクワでアルメニアとアゼルバイジャン外相との10時間におよぶ会談後、停戦を仲介したがすぐに破られた[353]。10月22日、プーチン大統領は、1980年代に発生したアルメニアとアゼルバイジャンの民族衝突が紛争の根源であるとの考えを示し、特にアゼルバイジャンのスムガイトで発生した民族暴動に言及した[354][355]。, アメリカ合衆国 - 9月27日、アメリカ合衆国のドナルド・トランプ大統領は、軍事衝突を「強い関心をもって注視している。事態を止めることができるか検討する」と述べた[356]。大統領候補のジョー・バイデン元副大統領は、トルコが今回の紛争に「立ち入らない」よう要求した[357]。多くのアメリカ合衆国議会議員は、アゼルバイジャンに対する批判を声高に発言し、10月22日にはフランク・パロン（英語版）下院議員は、「アルツァフ共和国を支持し、民族自決の権利を認め、アゼルバイジャンとトルコの侵略を非難する」として、数十人の同僚議員の支持を得て超党派の決議を導入すると述べた[358]。10月23日、マイク・ポンペオ国務長官がアルメニアおよびアゼルバイジャンの外相と停戦に向けて個別に会談、トランプ大統領は軍事衝突の終結に向けて「良好な進展」が見られるとしつつも、詳細は語らなかった[359]。10月25日、ロバート・オブライエン国家安全保障問題担当大統領補佐官は、「大統領の指示の下、我々は週末中ずっとアルメニアとアゼルバイジャン間の停戦仲介の努力をしてきた。アルメニアは停戦を受け入れたが、アゼルバイジャンはまだだ。我々は彼らに合意するように促している」と語った[360]。10月25日、アメリカ合衆国国務省はアルメニアとアゼルバイジャンとの共同声明を発表し、10月26日8時からの人道的停戦で合意したことを明らかにした[361]。, トルコ、 パキスタン - トルコとパキスタン政府はアゼルバイジャンへの支持を表明しており、停戦違反したとしてアルメニアを非難した[362][363][364]。トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は当初、アゼルバイジャンにナゴルノ・カラバフ戦争で失われたすべての領土を奪還するまで軍事行動を続けるよう促した[365]。また、過去25年間にわたる欧州安全協力機構ミンスクグループの活動を失敗だとし、外交的解決を妨げる「行き詰まった戦術」と批判した[366]。さらに10月1日には、フランス、ロシア、アメリカからの停戦の共同要求を却下する声明を発表した[367][368]。, なお、トルコのみが国家承認する北キプロス・トルコ共和国もアゼルバイジャンへの支持を表明している[369]。, キプロス - キプロスは、アゼルバイジャンの停戦違反とエスカレートする行動を非難し、平和的交渉への復帰を求めた[370]。, シリア - シリアのバッシャール・アル＝アサド大統領は、軍事衝突へのトルコの介入を非難した[371]。, ギリシャ - ギリシャのニコス・デンディアス（英語版）外相は10月16日にアルメニアの首都エレバンを訪問し、トルコの介入が深刻な国際的懸念を引き起こしているとし、他国の干渉を終わらせることが重要であるとの認識を示した[372]。, イスラエル - イスラエルのルーベン・リブリン大統領は、暴力の再開と人命の損失に遺憾の意を表明し、長年のアゼルバイジャンとの協力関係は攻撃的な目的ではないと述べ、イスラエルはアルメニアとの関係促進に関心があり、人道的援助の提供準備ができていると付け加えた[373]。ベニー・ガンツ国防相は、トルコがこの地域の和平努力を妨害したとして非難し、「直接的なテロ行為」を中止するよう、トルコに国際的な圧力をかけるよう求めた[374]。イスラエルは、アゼルバイジャンへの支援停止の可能性についてのコメントを拒否した[375]。, イラン - イランは、今回の軍事衝突に対する軍事的解決策は存在しないと述べ、停戦と政治対話の必要性を強調し、軍事衝突への懸念を表明、また、アゼルバイジャンの領土奪還への支持を表明した[376][377]。, アフガニスタン - アフガニスタンは、アルメニアによるナゴルノ・カラバフの占領終結を求め、停戦を呼びかけるとともに平和的解決を促した[378]。, 日本 - 10月1日、日本の加藤勝信官房長官は軍事衝突によって民間人を含む人的被害が出ていることに対し、「深刻な懸念」を表明、すべての当事者に軍事行動の即時停止と最大限の自制、対話の実施を求めた[379]。, ハンガリー - ハンガリーは、アゼルバイジャンの領土奪還を支持し、欧州安全協力機構ミンスクグループによる紛争解決策を支持すると述べた[380][381]。, ウクライナ - ウクライナは、アゼルバイジャンの領土奪還を支持するものの、アルメニアとアゼルバイジャン双方に軍事援助を提供しないと述べ[382][383][384]、国内のアルメニア人（英語版）とアゼルバイジャン人（英語版）コミュニティ間の民族衝突を回避したいと述べた[385]。, アルバニア - アルバニアは、アゼルバイジャンの領土奪還を支持すると述べ、紛争解決のための平和的交渉を双方に呼びかけた[386]。, ボスニア・ヘルツェゴビナ - ボスニア・ヘルツェゴビナのシェフィク・ジャフェロヴィチ（英語版）大統領評議会議長とバキル・イゼトベゴヴィッチ大統領評議会ボシュニャク人代表は、1992年から1995年まで続いたボスニア・ヘルツェゴビナ紛争と比較しつつ、アゼルバイジャン支持を表明し、アルメニアを非難した[387][388]。, アルゼンチン[389]、カナダ[390]、チリ[391]、中国[392]、クロアチア[393]、エストニア[394][395]、フランス[396][397][398]、ジョージア[399]、ドイツ[362]、インド[400][401]、インドネシア[402]、カザフスタン[403]、ラトビア[404][405]、リトアニア[406][405]、モルドバ[407]、ポーランド[408]、ルーマニア[409][410]、サウジアラビア[411]、イギリス[412]、ウルグアイ[413]、バチカン[362]は、軍事衝突の平和的解決を求めた。, 未承認または一部国が国家承認している沿ドニエストル共和国、アブハジア共和国、南オセチア共和国・アラニヤ国は、アルツァフ共和国の独立と支持を表明した[414][415][416][417][418][419]。, ファイル:Attack on the Republic of Artsakh.png, "URGENT: Turkish F-16 shoots down Armenia jet in Armenian airspace", "Azerbaijan using Israeli "kamikaze drones" in Nagorno-Karabakh clashes", "Azerbaijani official says military using Israeli-made drones in war with Armenia", Major General Mayis Barkhudarov: "We will fight to destroy the enemy completely", Outbreak of fighting in Karabakh, updated.

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